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棚卸資産

たなおろししさん

 生産・販売・管理活動を通じて売上収益をあげることを目的として費消される資産であり、通常棚卸によって、その有高が確定されます。

商品

しょうひん

 商業(小売業・卸売業等の販売業)を営む企業が、販売目的で完成品を外部から仕入れたものをいいます。不動産販売業者が販売目的で所有する土地や建物、証券業者が販売目的で保有する有価証券も商品とされます。


製品

せいひん

 工業(製造業)を営む企業が、販売目的で自社で製造した完成品をいいます。製造原価の材料費・労務費・製造経費の3つが振り分けられてきたものをいいます。


半製品

はんせいひん

 自社製品で、未完成ながらも販売も可能なものです。パソコンメーカーが製造している部品などを指します。これも製品同様に、製造原価の材料費、労務費、諸経費から振り替えられてきたものです。


仕掛品

しかけひん

 製品製造の仕掛り中のものをいいます。半製品とは製造の中途でも販売できるか否かで違います。これも製品・半製品同様に、製造原価の材料費、労務費、諸経費から振り替えられてきたものです。仕掛品は業種により異なる勘定名となります。建設業においては未成工事支出金、造船業においては半成工事となります。


原材料

げんざいりょう

 自社製品製造の目的で外部から仕入れた材料をいいます。原材料には、主要原材料、補助原材料、部品、工場消耗品、燃料、消耗工具器具備品が含まれます。


貯蔵品

ちょぞうひん

 自社製品製造用の消耗品で、事務用消耗品、包装材料、工場用消耗品、消耗工具器具備品や燃料などいいます。原材料との区分は困難な場合があります。