財務制限条項
ざいむせいげんじょうこう財務制限条項とは、金融機関が債務者に対して貸付を行う際に付与する条件のひとつで、その契約において、債務者の財政状況が定めた基準条件を下まわった場合に、債務者は期限の利益を喪失し、金融機関に対して即座に貸付金の返済を行うことと定められている。
金融機関にとっては、融資先の倒産による貸し倒れリスクを予め軽減するための対策として考えられている
財務制限条項には、「経常利益が2期連続して赤字にならないこと」といったP/Lに関するものと、「純資産が前期比75%を下回らないこと」といったB/Sに関するものなどがある。