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第1回 サイバースペースのセキュリティ

著者:藤原 礼征 トーテックサイバーセキュリティ研究所 所長

トーテックアメニティ(株)の運営する、トーテックサイバーセキュリティ研究所では、毎月、「知って得するサイバーセキュリティ講座」を、メールマガジン形式にてお届けしています。 銀行員comの読者の方にも、過去の配信から選りすぐりの記事をお届けします。

●「知って得するサイバーセキュリティ講座」第1回配信より

 皆さんは、「サイバーセキュリティ」という言葉に対してどのようなイメージを持たれるでしょうか。「セキュリティ」については、何かの安全を守ることだとわかります。しかし、「サイバー」という言葉は日々いたるところで見かけるものの、具体的に何を指しているのかわかりにくいかもしれません。

 「サイバーセキュリティ」という言葉は比較的新しい言葉で、「サイバースペース」の「セキュリティ」が元となっています。「サイバーセキュリティ」を理解するためには、まず、この「サイバースペース」を理解する必要があります。

 「サイバースペース」と言われて、コンピュータの中に広がる無限の世界を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。「サイバースペース」という言葉が最初に使われたのは、コンピュータの中の仮想世界を扱った1984年の小説「ニューロマンサー」でした。脳をコンピュータに直接接続することで「サイバースペース」の中に入ることができる、というお話です。1980年代は、一般の人から見た現実のコンピュータというと、キーボードに向かって難しい呪文を打ち込む「得体のしれないもの」というイメージが強い時代でした。一方で、コンピュータの描き出す世界への関心は強く、映画の世界にもコンピュータグラフィックスが数多く進出し始めました。1982年に公開された映画「トロン」は世界で初めて全面的にコンピュータグラフィックスを導入した映画として話題を集めました。この当時、「サイバースペース」はファンタジーの世界を想起させるものだったのです。

※続きは、トーテックアメニティHPをご覧下さい。
http://www.totec.jp/service/cyber-security/info_box/index.html
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著者
藤原 礼征 トーテックサイバーセキュリティ研究所 所長
 

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