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[室町紀行 第六話] 海外TVドラマ | 北海道銀行 東京事務所 小倉 隆巳 氏

北海道銀行 東京事務所 
小倉 隆巳 氏
1984年4月 北海道銀行入行。
以降、融資部次長、豊平支店長などを経て、2011年6月 東京事務所長(現職)

 さてさて、「室町紀行」なるものの原稿依頼がきてしまった。何やらこだわりの趣味や休日の過ごし方などを書けということらしい。私にこだわりの趣味などあろうか?休日は何をして過ごしているだろうか?本を読むのが好きだ。単身なので時折、近隣だが、ぶらり一人旅に行く。ゴルフも好きだが毎週は行けない。掃除、洗濯、アイロン...何とも面白みがなく、これといったものは全くとして思い浮かぶものがない。寂しい限りである。

 私で6人目らしい。MY所長のように「蕎麦打ち」なぞ全くできない。すばらしい趣味であり羨ましい限りである。蕎麦は食べる方専門である。ちなみに私の妻の実家はそば屋であった。蕎麦打ちを義父の生前に教えてもらえば良かったと後悔する。TB所長のように「紅茶の魅力」を理解できるだけの感性もない。悲しいかな紅茶は専らティーパックである。TK所長の第九コンサートは素敵である。実は私も大学時代、グリークラブにいた。男声合唱はすばらしいと思う。今はカラオケ専門である。第九は歌えない。SK所長の「乗り鉄」、今も奥様とご一緒に各方面へ鉄道の旅を満喫されているというお話を以前にお聴きした。ご夫婦の仲の良さが羨ましく、まさに「いい日旅立ち」である。さて、私に原稿依頼を持ち込んだSG所長であるが、「癒し」には程遠い感じの人間が「癒し」という話題に触れているところが興味深い。見かけによらず繊細な心の持ち主なのであろう。思い出したことがある。私も子供の頃、犬を飼っていた。犬種はスピッツである。名前は、当時のアニメ「ジャングル大帝レオ」からレオと付けた。ライオンのような力強さもなく、スピッツにもかかわらず冬にはソリを引っ張らせたことを思い出す。レオはゼーゼー言っていた。ワイルドだろぉ~。

 これまでの方々のことを書いてきて、行数を埋めることができた。問題はこれからだ。さて、何を書こう。これを書いているのはまさに休日の昼間である。休日の過ごし方?今、私の背後ではTVが入っている。番組は何か?「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」というドラマである。そうだ、海外ドラマについて書いてみよう。

 皆さんよくご存知の海外ドラマに「24」(Twenty Four)というのがある。CTUのジャック・バウワーがテロリスト等と闘う24時間という内容だが、あんな24時間はとてもじゃないが耐えられない。次から次へと事件が起き、見ている側を飽きさせない。以前にレンタルで1シーズン分(シーズン8まである)全てのDVDを借りてきて24時間で全て見ようと試みたが、18時間ぐらいでギブアップしたことがある。お酒を飲みながら見ていたこともありヘロヘロになった。まったくもって疲れるドラマである。これをきっかけに私はすっかり海外ドラマにハマッテしまった。

 恋愛ものは殆んど見ない。基本的にはサスペンス、アクション関連のものが主体である。独断と偏見であるが、私が好きなドラマは以下のものである。

 CSIシリーズ。「CSI:科学捜査班」「CSI:マイアミ」「CSI:ニューヨーク」。犯罪事件に伴う科学捜査を主体としたストーリーで、犯罪現場の些細なものの科学捜査により事件解決を導くというものである。日本の「科捜研の女」はこのドラマをモデルにしていると言われている。何事も些細な事を軽視してはならないと教えられる。 「コールドケース」。女性刑事が主役の刑事ドラマである。コールドケースとは未解決事件の箱のことである。時効のないアメリカの州が舞台となり、過去の未解決事件をもう一度洗い直して解決してゆくという内容である。事件当時に流行っていた曲がBGMとして流れ、これがまた懐かしくてとてもいい感じである。あきらめずに物事に取組む姿勢を教えられる。 「二キータ」。主役の女性の名前がニキータである。刑事ドラマではなく、所属していた組織の殺し屋であったニキータが組織から脱け出し、追われるというもの。ニキータの父親の死に組織が絡んでおり、ニキータは復讐と組織の壊滅のために闘っている。きれいな女性で、個人的に好みである。

 今一番気に入っているのは、「NCIS~ネイビー犯罪捜査班」である。アメリカ海軍や海兵隊に絡む犯罪事件を捜査する海軍犯罪捜査局(Naval Criminal Investigative Service)を舞台とした犯罪捜査ドラマである。主役はギブス捜査官(男性)である。独特の雰囲気を醸し出し、人間味もありイイ味を出している。 リーダーシップとギブスルールによりチームワークを存分に発揮して事件を解決してゆく。仕事に対する厳しい姿勢と深い人間味とユーモアを兼ね備えた、とにかくカッコいい男である。トニー、マクギー、ジヴァ、アビーといった個性的な登場人物がイイ仕事をするのである。ダッキーという検視官が出てくるが、私が子供の頃TVで放送していた「0011ナポレオン・ソロ」のイリア・クリアキン役をしていたデヴィッド・マッカラムが演じており、歳をとったなぁと思うと同時に大変懐かしく、またいい役回りを演じているのである。テンポよく展開して捜査が進められ、個性派集団ながらもギブスの独特のリーダーシップのもとチームワークを発揮して、またユーモラスな会話のやりとりも盛り込まれており、捜査の進展を大変興味深く見ることができるドラマである。仕事の厳しさとともにチームワークとユーモアの大切さを教えられる。

 他にも「HAWAII FIVE-O」「LOW & ORDER」「LOST」など面白いドラマはたくさんあるが、この辺にしておく。海外ドラマを見ている間は、そのドラマに没頭でき、仕事のことは一切考えずにストレス解消にもなる。ちなみに私の妻は韓流ドラマにはまっている。札幌の自宅にいる時の土曜日は、朝から韓流ドラマが写っている。夫婦そろってテレビっ子世代を地でいっている。

 最後に、昼に夜に忙しい日々を送っている東京事務所長の皆様方におかれましては、ドラマ以上にドラマチックな人生を歩んでいることと思います。問題の解決、課題の克服に努め、ハッピィーエンドの繰り返しとなるよう願っております。お互い、体調管理に万全を期してドラマチックに生きてゆきましょう。長くなりましたが、これで終わりにします。

さて、次はどなたに依頼しようかな??.....

(2012/8/9 掲載)